広告とマーケティングの間

広告とマーケティングの間の話をメインにします

もうメディアレップはいらなくね?

メディアレップ不要論

昔からよく言われてるけど、最近はアドテクの技術もかなり発達してきて、昔ネット専業代理店にいた頃によく思ったメディアレップ不要論がいよいよ現実味をおびてきた。

先日もGoogleのイベントに参加して、Googleが言ってたのは、優先取引についても、これからは力をいれていく。
管理画面上から価格交渉なんかもメディアと直接出来るようになるらしい。

もちろん入稿も出来るんだから、いよいよメディアレップはいらない。
広告代理店は独自のノウハウを持って、クライアントの代わりに運用するなんて姿が想像出来るけど、メディアレップは何が出来んだ??

ハフィントン日本版の広告枠 - 広告とマーケティングの間でも書いたけど、メディアレップの生き残りは買い切りのみになる。
だけど、クライアントは適正価格でのみ枠を買うことになる将来(RTBのオークション形式)や、Yahoo!に出すことの無意味(いわゆる枠から人へ)によって買い切りの意味もなくなってくる。

ソーシャル・ネットワーキング サービス [mixi(ミクシィ)]この記事もそう。メディアからしたらメディアレップに頼んで売ってもらうことへの煩わしさがある。人も必要。人件費がかかる。

CCI上場廃止からみても明らかだろう。

メディアレップの生き残りはネットワークとかアドエクスチェンジとかにシフトしてるように見えるけど、それもうまくいくかは微妙だと思う。

メディアレップはメディアと近い位置で仕事をしてるからリクルーティングしやすいなんて話を聞くけど、実際にメディアレップが売ってるのは、買い切ってる媒体がほとんどで、それ以外の中小規模のメディアがメディアレップに恩を感じてるはずないんだから。
必死に営業しても全然売ってくれないから、直接クライアントにいく、売れるとメディアレップが入ってくる。

このもどかしさを中小規模のメディアは感じてると思う。そんな中で売ってやってる感覚で問合せされても困るな。

中小規模メディアの逆襲の時代だよ!全員集合!