広告とマーケティングの間

広告とマーケティングの間の話をメインにします

本当のネイティブアドについて考えてみた

最近、ずっと「本当のネイティブアド」について考えてる。

ネイティブアドネットワーク

まずはネイティブアドネットワークに物申したい。
俺はそもそもネイティブアドのネットワークなんてもんはこの世の中に存在しないのでは?と思っている。

しょうもないgif+テキストの広告枠をネイティブアドネットワークと言われても、それはただのgif+テキストネットワークでしかない。

なにもネイティブではない。ただ体裁が他の通常のコンテンツに近いだけ。そんなもんは昔からYahoo!のトップでやずやがやってるし、アンファーとかもやってた。
MSNの今日トクだってそうだ。
ネットワークではないけど、ただgif+テキスト枠とか、それっぽいバナーを300x250の中で実現するなんてことは、すごく昔からやってた。

ネイティブアドってなに?

俺の考えるネイティブアドってのは、媒体社の提供する体験をネイティブな枠で、しっかりとPR表示をした形でさせることだと思う。

その結果、ユーザーにも自然に訴求をして、自然な体験をさせて、よりファンや所謂広告としての効果を得るものなんだと思う。

だから、スマートニュースだったら、時々っぽいニュースのような面での掲載なら、自社商品の提供ニュースとして流すべき(記事ならなんでも良いって話じゃない)だし、youtubeなら面白い動画をユーザーに出さなければいけないんだと思う。

CMをそのままとかやってるから、スキップされるんだと。

だから媒体の中でも本当は面やコンテンツによってネイティブアドの提供するクリエイティブとかコンテンツとかを工夫しないといけないんだと思う。

単純にPRだから、広告としてまったく文脈の違うものを出して訴求するってのは、ネイティブアドではないと思うんだよ。
ニュース記事読みにきてるのに、急にゲームアプリの訴求されても、それは違うんだよ。
ゲームアプリクライアントがいっぱい予算あるのはわかったよ。。。
それだったらオススメゲームとかの面を媒体社は用意して、そこは単純に全部appstoreに飛ばすとかしてないと、それはもうネイティブではないんだよ。

ネイティブアドで実現したいこと

そもそももうユーザーはバナー広告なんか見てない。
そのバナー広告でリーチ出来ない層に対して、自然にリーチ出来るのがネイティブアドの良いところで、折角興味を持ってクリックしたのに、今までの媒体が提供している体験と違う体験をさせると、違和感があるし、広告へのポジティブな心理になんてならないんだよ。
ガッカリ感。

ネイティブアドで実現したいことって結局、自然にユーザーにリーチをして、広告を通して自社を知ってもらうとか、ファンになってもらうとかなんだと思うんだよ。

ネイティブアドを正しく理解して、正しく出稿して、正しくユーザーに伝わるネイティブアドブームにしていきたいよ。
クソアドネットワークではなく。日本のネット広告って本当にユーザーのことを考えない方向にいつも進んでいる気がして残念です。

ユーザー体験と広告はトレードオフじゃないんだよ。