広告とマーケティングの間

広告とマーケティングの間の話をメインにします

企業イメージとかもう防げないよね

ディズニーリゾート崩壊?異常な行列、次々倒れるキャスト、大混乱の飲食店に客がクレーム|ビジネスジャーナル/Business Journal スマホ

これスマホで見て欲しい。
ページ内にどんな広告出てる?

自分のiPhoneにある数ブラウザで確認したけど、全部電子書籍のちょっとエロ入ったバナー出てる。

これって、コンテンツになってるディズニー側からしたら、こんなもんと一緒に出すなやって感じだと思う。

ここで問題なのは、広告主として広告を出す場合は、プレミア媒体だけに出すとかで、ブランドイメージは守れるかもしれないけど、自身がコンテンツの側(この件はディズニーが意図してコンテンツになってるわけじゃないけど)になったら、もう何も防げないわけ。

そんなことは今まででもそうだとか言われるかもしれないけど、これだけネイティブ広告がとか言ってる中で、広告とコンテンツの見分けが普通のユーザーにはつかないんですよ。

それは俺らが思っている以上に。
PRって載ってるじゃんとかの前に。

そんな中で、こんなクソみたいな広告と自社の商品が一緒のページに出てるとか本当に辛いよね。防ぎようがないけど。

地道にFacebookページとTwitterとオウンドメディアとでユーザーとの関係を構築したり、ユーザーへの見え方を良くしても、こーゆーので一発でぶっ壊れるからね。

どうすればいいんだろ。

もし俺が広告出稿担当だったら

最近、主に直クラと話す機会が多くなり、色々と考えさせられる。

単純に自分が広告出稿担当だったら、こんな事とかやりたい!主にWebで。

※もちろん、扱っている商材とかによって大きく、もうそれは大きく!違うことはわかってる。でも、俺が広告出稿担当だったらこうすべき!というのをかいてく。

まぁなんかのクライアントを自分自身でもイメージはしているはずなので、逆にこの手法だったら、この業界!みたいに楽しんでもらうのもアリ。

大前提

これ前から、ずっと思ってて書いたかもしれないけど、また書きたいぐらい大事なこと。

広告出稿担当は素直であれよ。

これはもうね、めちゃくちゃ大事だと思う。今まで雑誌とか新聞とかやってました!みたいなクライアントの広告出稿担当とかだと、ヘタに予算を預かってやってたから、ヘンなプライドがある。

こっちが、あなたのことを思って、きっとこうするべきと思って話をしているのに、全然言うことを聞かずに、

お前んとこはいくらだ?
何ができるんだ?
みたいな話から、もっとこうすべきでは?といっても全然聞かないやつね。

固定概念が強すぎるというのか。。。

もうそれだけで提案する側は提案したくなくなるから、大前提として素直に提案を聞いて、良し悪しを判断しろ。

スティング

これは鉄板ね。

たま〜〜に、リスティングは効果が合わないからやりませんってアホな奴がいるけど、スティングやって効果が合わないなんてあり得ないよ。

単純に運用の仕方が悪いだけだから。
お前が運用したのか、カス代理店が運用したのか知らないけど、リスティングやらない手はないよ。

アフィリエイト

まぁこれは商材に大きくよるけど、基本的にはやらない選択肢はないかな。

ぶっちゃけ固定費がかかるから〜とか言うけど、これは普通に調整できるからね。。。網は広くで普通にやったらって感じ。

あとアフィリエイトの良いところは、完全にステマっぽい感じにはなるけど、自社の商品に対してポジティブな記事が増えて、結果、個別商品での固有名詞検索の結果が綺麗になるよね。
※当然、そのまた逆も然り

これはオーネット手法とか、結婚相談所手法と俺は勝手に呼んでる。

なかなかハードルが高いものでの、まるで体験したかのようなレビュー記事でポジティブなのは重宝される。

GDN

これまぁやっとけ。
色々な掲載方法があるから、それはしっかりとテストして最適化していったほうがいいけど、少量でもやるべき。

最初はクリック率の高いバナーを、オーディエンスをしっかりきった上で配信。
それで連れてきたユーザーはリタゲ対象で。

ある程度、リタゲのマークが貯まったら、リタゲのみでもいいかも。あとはこの後載せる、オウンドメディアとかでも、積極的にリタゲのマークを増やしていくよ。

YDN

基本的にはGDNと同じ運用。
だけど、ほとんどの配信はYahoo!でされると考えると、情弱系の訴求だったらこっちを厚くしたいし、リタゲ対象もGDNよりは広めで設定してもいい。

オウンドメディア

これは長期目線でやる。主にSEO対策。
最近のGoogleの傾向で、質の高いコンテンツでないと上位表示しないと思ってる。

だから、数ではなく、徹底的に質にこだわる。これは完全にSEO対策目的とするので、KPIも順位でみよう。
ここからのコンバージョンは長い目でみて。

自分がクライアントだったら、その道のプロに仕事を頼みたい。そう思ってもらえるようにコンテンツをつくるし、Googleにもそう思ってもらえるように。

ソーシャルメディア

これも長期てきかな。
オウンドメディアよりも優先度は低いけど、それこそオウンドメディアをソーシャルで話題にするために使いたい。
※最悪、金で解決系で各々のソーシャル広告枠を買えばいいか。

オウンドメディアをしっかりやってれば、自ずとソーシャルのフォローも増えてくる。

SEO

基本的にはやらない。てかやれない。
良質コンテンツのススメ。

DSP

うーん。必須じゃないかな。
数を増やしたい。リスティングじゃ限界となった時の隠し球

やるならフリークアウトみたいな、最適化システムがしっかりしてるやつ。

某社みたいな、裏は全部人がやってる、人力DSPは絶対にやらない。

タイアップ

まぁ余程、その媒体じゃないとできないこととか、その媒体のユーザーを巻き込みたいとかじゃない限りは、オウンドメディアでやるから、他媒体とのタイアップはやらない。

基本的にコンテンツは自社に貯めて、誘導を親和性の高いメディアからで実現できそうなことはやらない。

制作費も高くつく。
いわゆるコンテンツが一定期間すぎると消えるYahoo!とか論外。オヤニーの世界。


疲れてきた。。。

純広告

一番やらない。過去のもの、バナーが流行った時のメールみたいな感じ。
予算がいくら余ってもやらないかな。

様々なネットワークで出せない面は最近ではもうほとんどない。
Yahoo!のプラパネぐらい?SPはYDNでトップも出せるし。


以上で。

こんなプライオリティで広告出稿したい。やる側は楽しそうだな〜。
やられる側は苦痛だけど。

結論、素直であれということ。

素直に色んな人の意見を聞き入こう。それから判断しよう。



cciとかDACみたいなメディアレップが中抜きしかしない理由

電通博報堂は何もしないで中抜きだけして。という記事が注目されてますね。

僕はずっとWEBの業界で広告関係の仕事をしているだけなんで、電通とかHDYの名刺を持って、偉そうにしているcciとかDACの社員としか仕事をしたことがないのでなんとも言えません。

だけど、1つ言えることは、cciとかDACの出向者はたいした仕事もせずに、中抜きばっかりしてますわ。

でもね、そもそもメディアレップってそーゆーもんだと思うんだよね。

俺が考えるメディアレップの仕事って、いかにリスクを取ってイケイケの媒体社の枠を押さえて(場合によっては買い切って)
「うちを通さないと、この広告枠は買えませんよ」
とかをやることなんだよね。

そのリスク代だから基本的には何もやんなくてもいいじゃんって話で、媒体社的にも、メディアレップが枠をある程度買い切ってくれれば売りに歩く必要も少なくなるから、人件費が削れるわけ。

テレビのあの枠は電通でというのと一緒。(よく知らないけど)

買い切り枠って今はやってるのかわかんないけど、Yahoo!、MSN、ニコニコ、mixi、新聞系、ameba、TwitterYouTube、ハフポ。

とにかくユーザーがつきそうなメディア枠は一通りcciDACで買い切り合戦してたよね。
まぁそれで死んでいったmixiとかもあるけど。

だから俺的にはメディアレップは何もしなくてもいいと思ってるよ。

ただ、腹立つのはメディアレップに関してはメディアの方を向いてますとかいうくせに、全然見てないんだよね。
買い切りという意味で見てるだけ。

新しい枠の提案があるとしても、単純にここにあるとCTRが高そうというイミフな理由だけ。

メディアの方を向いているなら、もっとそのメディアを使ってみなよ。もっとどういうユーザーがいるのか、どういう話題で盛り上がっているのか、もっとそのメディアの事を知ろうとしないとダメだと思うよ。

はっきり言って、今までに何十人もメディアレップの担当者見てきたけど、それをできる奴はいないね。

長澤さんとか、新生cciはやたらと媒体目線をアピールしてるけど、全然だからね。

まぁ1人で150媒体も担当してたら無理か。

ついにニコニコでも動画広告か

「ニコニコ動画」再生前広告導入 プレミアム会員は非表示可能に - ITmedia ニュース

やっとかぁ。でも純広告として売っていくイメージなのかな?

まぁドワンゴだから最初は純広告って感じなんだろう。


こうなってくると動画元年感が強まってくるな〜。

あとは5秒でスキップされる可能性が高いから、テレビCMと同じ素材ではなくて、WEB用の素材を作りましょう!とか言って5秒でも理解できるやつとかを作っていくんだろうな。

WEBで見せる動画専門の制作会社とか、兼代理店みたいな感じになったら儲かりそうだな。

本当にコンバージョンさせるCM!みたいな感じでレオさんあたりが。

メディア側もブログサービスの動画版みたいに、もっと気軽に動画があげられますみたいなサービスやったらダメなのかな。


ビデオカメラから何からさしあげます。でもあなたが撮った動画のほとんどは自動的にWEBにアップされて、その動画の前のCMは独占で抑えるとか。


なんか色々問題ありそう。


そもそもさ、個人が撮った動画なんて、身内で観て楽しいとかがほとんどだから、あなたが撮った動画を観ようとすると、前にCMが流れますとかか。

事前にビデオカメラを送る段階でデモグラ情報とか取っとけば、セグメントも出来るし。


あとはarufaさんとか、DPZとか、オモコロとかみたいな面白コンテンツ屋さんも動画は親和性が高そうで、オウンドメディアx動画でバズらせて顧客を囲い込みましょうみたいなコンサルとか出てきそうだな。

そもそもWEBで動画を観ないからわかんないな。効果があるのか。

間違いなくTVを相当観ている俺でもテレビCMは観てないけどね。


まぁこれで動画広告時代が大きく動き出したことは間違いないでしょう。楽しみだ。

広告っぽくない広告

昨日の営業電話

スマホ系アドネットワーク会社
「今までのバナー広告とかとは違って、広告っぽくない広告なんで、既存の枠との差し替えも必要なく、新しい収益源が出来ます!!」

んっ??
色々意味わかんない。

広告っぽくない広告??
、、、、広告だよね?

新しい収益源??
、、、、それGoogleに勝てんの??
「単価は勝てませんが、広告っぽくない広告なので!」

はっ?何言ってんの??


以下、媒体社的見方

そもそも『広告っぽくない広告』ってただの画像プラステキストっぽいやつで、ちっちゃ〜くPRって入ってるからでしょ。

それはユーザーを騙すことになるからやらない。

そもそも広告とわからずにリンクしたユーザー(媒体内で遷移すると思っている)は、それが外部のサイトに飛んだら、イメージしていたものと違って戻ってしまうから、効果が悪いと判断されかねないのでは??

さらにひどい場合は、appストアに飛んで、元いたサイトに戻るには、もう一回Safariに戻らなきゃいけないなんて、これはもうUXもクソもないわな。

『広告っぽくない広告』はどうやら、そな見え方から、他のアドネットワーク(特にGoogle)などとは競合しないと言い出す。

いやいやいや。
媒体社からしたら、自社にきてくれた貴重なユーザーを外部のサイトに飛ばすわけだから、『広告』も『広告っぽくない広告』も変わらない。

そうなるとシビアに単価で決まってくる。

Googleさんの単価には及びませんが、新しい収益源なので」
なのでいらないし貼らない。

CPMを聞くと、Googleの1/8ぐらいで更に意味がわからない。

そもそも、あなたの言う『広告っぽくない広告』であるならば、ユーザーは騙されていっぱいクリックして飛びますよね?ということはCTRが高いですよね?
ということはCPMも高くなりますよね?

なんか最近、Googleに勝てないとなると戦いを避けて新しい云々みたいに言ってくるとこ多いなぁ。

流行りのネイティブアドとか言いながら。

努力とかじゃなくて強制したらダメなの?

「プライバシーポリシー作成のためのガイドライン」と「行動ターゲティング広告ガイドライン」を改定│JIAA

これ読んだんだけど、色々と努力するみたいな記載がある。

以前、あるSSPに枠をくれないかって相談をもらった時に、そのSSPに繋ぎこまれている、自社のDSPに対して、インフォメーションマークがないのでバナーからオプトアウトが出来ないのでは?
と言ったところ、担当はめんどくさそうに「別に必須じゃないですけどね」と言ってきて、腹立ったことを思い出した。

もうこの手のものは必須とかにしてもらった方がいいと思うんだけどな。
たまにリターゲティングで配信されているのに、オプトアウトボタンがないと切ない気分になる。

当然、このSSPには枠の提供をしなかったのだが、以前から言っている通り、広告会社の多くはもっとその媒体のユーザーを見て理解した方がいいと思う。

そうしたら、インフォメーションマークはなくても本来は良いとか、ここにこのような枠を作ろうとか、見当違いなことを言うことも無くなって、逆にリクルーティングできると思うけど、、、

まぁどうでもいいや。

逆にCTRが重要になる時代

今日、色々と話をしている時に、あ〜こーゆー考え方もあるのかなと気付いたので書いておく。

オーディエンスターゲティング商品は売ってますか?単価はどれぐらいですか?みたいな話をしていた時。

『オーディエンスターゲティングで配信をしたユーザーの配信単価の中には、配信コスト以外にもオーディエンスデータ料も含まれるんですよ』

最初は何言ってんだ。という感じだったが、リターゲティングとの関係を聞いて意味がわかった。

どーゆー事かと言うと、オーディエンスターゲティング配信を自社の媒体で、自社のオーディエンスにした場合、クリックしたユーザーは、クライアントサイトでリターゲティングタグを踏むので、今後はウチの媒体に出稿しなくても、ウチのユーザーの希望のオーディエンスには配信が可能だ。

それはその媒体を介さずとも。

正直、そーゆー考え方はなかった。

俺がクライアントだったら、凄くCTRの高そうなキャンペーンとクリエイティブを作って、ターゲットにマッチ、もしくはちょっと拡張版のオーディエンスで配信をする。
そこでクリックしてきたユーザーにリターゲティングだ。
しかも最初のクリックユーザーを自社のプライベートDMPでマークしておけば。。。

この方法がオーディエンスを無駄に買う必要がないので効率的。

オーディエンス配信系のメニューはこれがあってリピート出稿が少ないらしい。

なんか切ない話。しかもクライアントは、そのオーディエンスが効果が高かったなら、自社のDMPを使って、コンバージョンユーザーのオーディエンス拡張すればいい。

全然うまく伝わらない。まぁ自分用備忘録だから良しとしよう。

これらがわかって思ったのは、やはりこれからは、いかにキャンペーンの質を見込み客という意味で増やすかとか、キャンペーンのバナーのCTRを上げるかとか、どのオーディエンスが良いのかとかを正しく検証していく事が大事ということ。

そもそも同じ不動産興味ありオーディエンスと言っても、Yahoo!不動産と家買ったよブログエントリーとでは意味合いが全然違うから、マイニングも大事だけど。